石田総務大臣インタビュー

2019年4月19日(金)総務大臣執務室にて、石田真敏総務大臣にインタビューを行いました。
(聞き手:テレビ東京 角谷暁子アナウンサー)

角谷「テレビ東京の角谷です。本日は新しい統計調査『経済構造実態調査』も含め、統計というものについて、いろいろお聞きできればと思います。まず、統計行政を所管する総務大臣として、公的統計に関するお考えをお聞かせください。」

石田総務相「まさしく時代を映す鏡であると同時に、時代の道行きを示す羅針盤と言ってもいいのではないでしょうか。政府として、公的統計に基づき、様々な判断をすることはもちろんのこと、企業の皆さまにおかれても、統計は経営判断等に資するものとして役に立つものだと思います。すなわち、公的統計は国民の皆さまが様々な事柄について合理的に判断する上で一番の基礎となる情報であり、国民全体にとって非常に重要なものだと思っております。」

角谷「昨年来の統計不正問題を受けて、企業の皆さまの中に、今回の調査も含め、政府統計に回答する際に不信感・不安感を持たれる方がいるかも知れません。このようなことも踏まえ、企業の皆さまにメッセージをいただけますか。」

石田総務相「本件については、国会の場においても御審議いただきましたが、政府統計全体を担当する立場から、とても重く受け止めております。公的統計の信頼を揺るがす事案がいくつも出てきてしまっていること、本当に申し訳なく思っております。今、この問題の調査・検証を、統計委員会を中心に行っておりますので、その結果も踏まえつつ、公的統計のあり方について、国民の皆さまに御納得いただけるよう、総合的な対策をしっかりと講じてまいりたいと思っております。」

角谷「今回、新たに実施される『経済構造実態調査』の意義はどこにあるのでしょうか。」

石田総務相「経済の実態を把握するため、『経済センサス‐活動調査別ウィンドウで開きます。』という我が国のすべての事業所・企業を対象とする非常に大規模な調査を7年前に新たに始めました。一方で、この調査は5年に1度の周期で実施するものであり、これだけ時代の変化が激しい中で、経済の実態をつぶさに把握するには、5年に1度でいいのかということが大きな課題となっておりました。『経済センサス‐活動調査』自体、非常に有効な調査であることは間違いございませんが、時代の変化に合わせて、新しい調査の形で始めることとしました。それが今回の『経済構造実態調査』です。グローバルに世の中がどんどん動いていますから、可能な限りリアルタイムに統計結果を活かせるような調査にしていきたいと思います。それが日本企業の力にもなっていくと思いますので、是非御協力をよろしくお願いします。」

角谷「経済の実態を毎年把握できるということは非常に有益なことだと思いますが、回答者である国民・企業の皆さまの物理的負担になるという声もあります。この点はいかがですか。」

石田総務相「これは全ての統計調査に言えることですが、回答者となられる皆さまの御負担をいかに軽減できるかは非常に重要な課題です。これまでも随分議論されてきておりますが、我々もその点は十分認識しており、今回の『経済構造実態調査』は、既存の3つの統計調査を1つに統合する形で創設しました。具体的には、経済産業省所管の基幹統計調査の『商業統計調査』と『特定サービス産業実態調査』。そして、総務省が所管する一般統計調査『サービス産業動向調査拡大調査』の3つを統合しました。これにより、回答への御負担も削減されるなど、効率的な調査の実施に努めたところです。」既存統計調査の統合・再編別ウィンドウで開きます。

角谷「回答する企業の皆さまにも、リアルタイムの調査結果が得られるのはメリットになりますね。」

石田総務相「それは大きいと思います。先ほども申し上げましたが、統計は様々な判断をする上での基礎となります。時代の変化をよりリアルタイムで把握できれば、対策や判断の優れた基礎資料として、より一層有効なものになると思います。」

角谷「最後に、新しい統計調査『経済構造実態調査』の実施に当たっての意気込み、国民・企業の皆さまへのメッセージをお願いします。」

石田総務相「最初にも申し上げましたが、公的統計は時代を映す鏡であり、これからの進路を示す羅針盤の役割を果たすものです。技術革新が進み、変化が非常に大きい時代ですので、その変化に合わせたキチッとしたデータを収集し、利活用できるようになることは、タイムリーな取組にもつながっていくと思います。これから「令和」という新しい時代を迎えます。この新しい統計調査『経済構造実態調査』を新時代の船出に相応しいものにしていきたいと思います。企業の皆さまには、御負担をおかけする面もございますが、是非御理解と御協力をいただき、良い統計調査としていきたいと思います。よろしくお願いします。」